2011年5月23日月曜日

神になる道[陛下の祈り(3)]

天皇陛下は、朝早くから、寒い冬も暖房のなく、暑い夏も冷房のない神殿で、祈りを奉げる。
ただ一人で、神殿の中で自らが行うべき祭祀を行う。

雪の降る冬であれば、少しじっとしているだけでも震えがくる。
真夏の暑さの中で、衣をつけただけでも、汗が滲んでくる。
一旦祭祀が始まれば途中で休憩はできない。冬も夏も一時間以上も祭祀に費やす。
大きなお役割として、陛下は人々のために祈るのである。神に奉げる祭祀のためには、陛下には楽も贅沢もないのである。

普通の人は、そんな大変なお役は御免である。
もっと楽をして贅沢したいのではないだろうか。
資産家や経営者の方がずっと楽であろう。

あなたは人のために祈ることはできるのか。
自分の身内や親しい人のためならば、祈ることもあるだろう。
しかし、何の関係もない人に対しても、祈ることはできるだろうか。
あなたは、行き倒れている人や、ホームレスの人に対しても、身内に対してと同じように祈ることはできるのか。


昔、陛下が神として祈りを奉げるための神になる道があった。
実はこの道は陛下だけでなく、すべての人が神になる道でもある。
かつて存在した陛下が神として働かれるための道、この道について述べよう。

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